先パイ、これは恋ですか?
第9章 テスト
はぁーーー……。
想夜先パイなのか!?
そうじゃないのかっ!?
どっちだっ!?
どっちだっ!?
……………………。
「あーーっ!!
みみちゃんだっ!!」
「花蓮先パイっ!?」
って事は………。
「想夜先パイ……。」
あたしの目の前には花蓮先パイと想夜先パイがいた。
まただ……。
また2人きりでいたの?
先パイ……。
それには深い意味が有るの……??
付き合ってるの??
「みみちゃんじゃん!!」
「想夜先パイ……。」
どうしよう。
なんて言おう……。
「桜乃。あいつが想夜先パイか??」
智也が小声で聞いてきた。
「うん……。」
どうしよう。
本当に 何にも言えない。
「みみちゃんっ!!
隣にいるのってもしかして………。
みみちゃんの彼氏……??」
えっ………!!??
違うっ!!
誤解されちゃう!!
「ち、ちがいます!!
同じクラスの男子でテストの気分転換でたまたま一緒に来ただけです!」
「そっか。」
大丈夫かな……。
ってゆうか 何で2人きりなのか 知りたい!!
でも 聞けないよ…!!
「想夜。
そろそろ、行こっか♪」
!!
行っちゃう!!
「あぁ。そうだな。」