先パイ、これは恋ですか?
第10章 距離
「えっへっへーー♪」
「「………………。」」
「志音、結羽、ずっと黙ってどうしたの??」
「「……………。」」
志音と結羽は顔を見合わせる。
昨日テストが終わり 今日は土曜日。
3人で結羽の家で女子会的なやつをしている。
「志音……。
みみ、さっきから顔がにやけてるんだけど 何かあったの……??」
結羽が志音に小声で聞く。
「さぁ。私にも分からない。
昨日は用事があるからと言って話してないし。」
「2人ともーー!!
こそこそして何!?」
「「……………。」」
「みみ…。
何かあったのか??」
「そうだにゃ!!
さっきからにやにやして………。
はっきり言うにゃ!!」
えっ!!??
昨日の嬉しさが顔に出てたのっ!?
っはーー!!
これは教えてあげるしかないなっ♪
「ふっふっふー!!
知りたいかいっ!?」
「「……………。」」
「そうかそうかっ♪
なら教えてあげよう!」
「まだ何も言ってないにゃ……。」
「あぁ。まぁ、聞いてやろう。」
さぁ あたしの一言にみんな拍手してくれるはず♪
「実は…………。
想夜先パイのメアドを昨日げっとしたのだぁーーーっ!!!!
凄いだろーーっ!!」