テキストサイズ

捨て犬と俺と…

第7章 犬の過去

このままにしておくと、翔がまた辛い思いをすると思った。

もっと頼ってもっとわがまま言ってほしいもっと….もっと俺を信じてほしかった…翔の、今背負ってる不安を一緒に背負って助けたいから。。。




「翔……?」



うつむいて歯を食いしばっている翔の目から1粒涙が落ちた。


翔「……信じるっ……!」



もう泣き出すかとおもったけど手の甲で目を擦って無理やり笑顔をつくって発したこの一言は俺にとってすごく嬉しかった。



「ありがとう…嬉しい///

あっごめん!痛かったよなっ!?手首だしといて」


翔「はい…」

翔の左手首は何カ所のも傷跡があって、見るからに痛そうだ。。
さっきコンビニで買った消毒液と包帯とガーゼを持ってきた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ