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元彼の友達との甘い夜

第4章 切ない別れ

「………。うん。」

チュッ、クチュ、チュ…10秒程のkiss唇が離れると
篤志は弘菜を後ろから抱きしめた。泣いてる顔を
最後に見せたくなかったからだ。

弘菜を抱きしめたまま玄関まで行き

「このまま振り返らないで別れよう。弘菜、
ありがとう。幸せになれよ、ありがとう。」

弘菜を前に向かせたまま外に出し玄関を閉めた。

外から弘菜の声が聞こえた

「篤志…… ありがとう。本当にありがとう。
元気でね‼」

うっ。グワッ、ブッ、ブワーン。ヒック。
篤志は声を殺してボロボロ泣いた。

哀しいけど弘菜には本当に幸せになって欲しい。

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