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ライトリーチ・ダークナイト

第3章 ラゴール

しばらくして、

席が埋まり、町長の言葉で話し合いが始まった。

「今から、スウェル君の居場所についての話し合いを始める。
まずは、関所の者よ、本当にスウェル君は町を出ていないのだな。」

「はい、通れば気づきますよ。それに、あの子は挨拶してくれますし。」

それに対して手をあげた人が2人。

「手前の者から発言を許可する。」

「はい、私は町を囲んでいる塀についてなんですけど、つい最近、穴があいてるのを見つけたんですが、そこから外に出た、ということは無いのですか?」

「ありえません。
我々があの塀を作った理由として2つあります。
ひとつは闇軍の侵入を防ぐため。
もう一つは子供の外出による行方不明を防ぐためにあります。
ですからそのような穴は、子供より把握しているはずです。」
「分かりました。」

「では次の方。」

「はい、
先に申し上げておきます。私は今から話すことを信じているわけでは無いのです。しかし娘の話が確かなら、スウェル君達は、大変なことになっているかもしれないのです。」

「分かった、話せ。」

「娘は先程、外がやかましかったので、カーテンの隙間から外を覗いたらしいのですが、そこにはスウェル君ともう一人、少女が一緒にいたらしいのです。そして、闇らしき人も…」

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