無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

ある町の公園に、5.6人程の子供が遊んでいた。
その中に黒い髪とそれに負けないぐらい黒い目をした少年がいた。

名前はスウェル
友達からは
「エル～、バイバーイ！」
「またねー、エル！」
と言われてる。

彼は今日が月に外を見れる最後の日だと知っていた。

理由は闇を失うから。
明日からは闇を失う旅に行かなくてはいけない。

エルは友達に挨拶すると、１人薄暗くなってきた町を歩き出した。

（この世界では、光は月に、闇は陽に外で動けない。曇っていれば平気だが、太陽と月の光が反対の属性の者を動けなくしてしまうのだ。）

しばらく歩くと、どこからかキレイな音がする。

その音につられてエルは池のほとりにやってきた。