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ライトリーチ・ダークナイト

第1章 出会い

2人はこれのメロディーを演奏した。

歌詞は歌えなかったけど、草笛とハーモニカの混ざった、とても綺麗で、甘いメロディーが町に響いた。


ある者は、それを子守歌にし

ある者は、それを目覚ましにし

またある者は、涙を流したと言う。


「楽しかったよ。」
少女はエルにあの笑顔を見せると、悲しそうな顔をした。

「何かあったの?」
エルは少女が心配になった。

「今日が月を見れる最後の日だからね。」

「君も明日から旅?」

「うん…君も?」
少女は首を傾げた。
可愛い。

「う…うん。」
エルは少しオドオドしながら答えた。

「じゃあ、一緒に行こうよ!」
「えっ…」

「いや?」

「そんなこと無いよ。」

「じゃあ決定!明日、陽にまたこの公園で。」

そんなやりとりをして、少女は帰って行った。

「あっ…名前。」
エルは1人顔を赤くしていた。

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