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高校3年生

第6章 *ストーカー*

「龍一くん………なにしてるの??」






「オマエガワルイ」




龍一君はそう言って走り去ってしまった



ストーカーの犯人は龍一くんだったんだ




あの日私が告白を振ったから?


いろんな記憶がよみがえる




これからはもうストーカーとかないよね?



そう思いながら自宅に入る。



ガチャ…


「ただいまー。」



「おかえりなさい。」


「おかえりー!」


玄関に立っていたのは

お母さんと有咲。


「うん。ただいまー。


 お母さん早いね。」

「実咲が遅かったのよ。

どこいってたの」

「自習」



お母さんはふーん。と言って


キッチンへ行ってしまった。








すると有咲が



「ねぇお姉ちゃん。」


「ん」


「お姉ちゃん宛てに手紙きてたよ」



え?





「でも差出人は書いてないの」

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