テキストサイズ

高校3年生

第9章 *絶望*

私はその場に座り込み

泣きじゃくる。



ふぇーーーん・・・!!!!!

ひっくひっく!!!!!



嗚咽をもらしながら、


周りの目も気にせず泣く。



「お・・・おい。

実咲。


ごめん。」




「い・・やっ・・・・だ 

・・・・・ふぇ!!

ひっくひっくひっく!!!」





泣きつかれた私は意識を失った。


----------------------------------




・・・・・・

目が覚めると自分の部屋にいた


手元にあった携帯を取り、


時間を見てみる。


AM6:51


朝の六時。



ベッドを降りて机を見ると


一枚の紙が置いてあった。



それを見ると、


------------------------------


実咲?


起きたか?


昨日はごめん。



いい恋しろよ?



久都



------------------------------



相変わらず汚い字で書いてあった


そっか私振られたんだ。


きっと気絶した私をここまで


運んでくれたんだね。



久都・・・・。




まぶたの裏が熱くなり、


鼻にツンっと刺激がくる




・・・・ないちゃだめ


私は自分にいいきかせ、



歯を食いしばる




ストーリーメニュー

TOPTOPへ