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極上年下彼氏

第43章 心の蓋が

二人でタクシーの後部座席に座ると、理人の大きな手が私の手を握りしめた。


理人は窓の外を眺めているのに、手だけはずっと繋がっていた。


お互いの体温が重なって熱くなった。


そのうち指を絡めてギュッと握ってくれた。


私は理人の行為に体中が熱くなり鼓動が早くなった。


私のマンションに着くまでの約20分間、タクシーでこんなにドキドキしたのは初めてだった。



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