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極上年下彼氏

第58章 理人の真実

ドアをそっと開けると、誰もいなかった。


静寂に包まれた神聖な場所だ。


質素な分、余計そう感じた。


「朱美、座って」


理人に促され、私は前から三列目の長椅子に座った。


理人も隣に座った。


いつになく理人の顔が真剣だった。


この顔見覚えがある。


あの初めてのクリスマスの日の顔だ。


私は嫌な予感がした。


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