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極上年下彼氏

第60章 雨の休日

外はまだ雨が降り続けている。


私達はまだ寄り添い、ソファーで雨音だけを聞いていた。


「理人…私一緒に暮らして良かった」


「雨の日が暇じゃなくなったから?」


と冗談ぽく笑った。


「それだけじゃないよ。知らない理人が沢山見れるから」


「へえ。どんな?」


「寝てる時、中指が動くとか。新聞は経済面から読むとか。意外とお笑いのテレビが好きとか…とにかく色々!」


「寝てる時は俺も知らない」


「じゃあ、私だけが知ってるんだ」


少し嬉しくなった。


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