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極上年下彼氏

第65章 答え

「神山!」


突然、理人が呼び止められ振り返ると、東君だった。


「神山、答えは出たろ?」


「ああ、東は?」


「ああ、出たよ。
もう随分前にね」


東君は左の手の甲をこちらに向け上げ、薬指を見せた。


そこにはエンゲージリングが見えた。


さっきは全然気づかなかった。


そっか、さっきの写真の人は奥さんなんだ。


「お幸せに」


私は笑顔で言った。


「君らも」


「ああ、ありがとう」


理人は嬉しそうで、満足そうな横顔だった。


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