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お告げ

第8章 裁き

「どう…したの?」
「ううん、何でもない…何でも…」

きっと偶然だろう。気にしてはいけない。

「とにかく、何か選択するべきなんじゃない。
あっ、ごめん…」

「いいよ…私、もっとしっかりしなきゃ…」

電話はそれで切れた。
むなしい音が響く。

梨絵は次に佐保に電話した。

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