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お告げ

第18章 生と死

沙耶の家に着いたのは午前10時。


梨絵はチャイムを押す。
しかし無言が続く。

家の中で明かりが揺れているので、中に沙耶はいるはずだ。

「沙耶~!!」
智恵が叫ぶ。

返事はない。
「起きろ~!」
梨絵が叫ぶ。

返事はない。

「起きてるでしょ。明かりが揺れてるし。」
「ん…?何で昼間から明かりつけてるのかな。カーテンもあいてるみたいだし。」

「そりゃ…何でだろう。」
2人は顔を見合わせる。

そして理由が分かった。

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