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お告げ

第18章 生と死

突然、明かりが揺れてる部屋の窓が思いっきり吹き飛んだ。

「火事だ!!」
梨絵は飛んできたガラスから頭を守りながら叫んだ。
しかし、凄まじい音にかき消された。


一枚の窓ガラスが割れると連鎖したように、次から次へと窓ガラスが割れていく。

その衝撃も生易しいものではなく、智恵と梨絵は向かいの家の垣根まで吹き飛んだ。

熱で汗が止まらない。
「沙耶~!!」
さっきとは違う智恵の叫び声がした。

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