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お告げ

第22章 思い出

「梨絵!あっそぼー!!」

梨絵が窓から外を見ると、この時まだ知り合ったばかりの
智恵 佐保 沙耶 がいた。
中学に入学したばかりの頃、初めて出来た中学での友達。

「いいよっ!
あっでもお姉ちゃんが風邪ひいてるんだった。」

後ろを振り返ると、苦しそうに咳き込む姉。

「大丈夫?お姉ちゃん。」

「大丈夫だから…行ってらっしゃい。」

「梨絵、お姉ちゃん大丈夫そう?」

「まあ、なんとか…」
「佐保、智恵、梨絵のお姉ちゃんの看病してあげない?」

「いいね!!」

「ちょっと…お姉ちゃん?」

「いいわよ。風邪うつらないようにしてくれれば。」

「いいみたい。」

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