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【可愛い】の魔法

第2章 家族・shiori



「秋夜~!遊美~!」

「「マーマー!!」」

教室の外から声をかけると、それまでいい子で遊んでいた子供達がパッと準備をして、秋夜が遊美の手を引いて、一目散に駆けてきた・・・と思ったら、私の足にタックルしてきた!


子供とはいえ、全力の体当たり×2はなかなか痛い!


足を摩りながらも、しがみつく子供達が可愛くて、ギュッと抱きしめると、きゃっきゃっと楽しそうな声が聞こえた。


天真爛漫て言葉がぴったりのうちの子たちの笑顔は、正直、ホッとする。


私が仕事をしていることで、寂しい思いをさせているんじゃないかって、仕事を始めてからはいつも不安。

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