いつも一緒にいたいのに
第2章 April*
でも私にとっては
大切な宝物なんだ。
自習スペースについて
参考書を開くと
「授業はじめます」
授業が始まった。
先生の近くに座って
先生の会話をBGMに
勉強を進めていく。
「みゆちゃんはさー
何部にはいってるん?」
先生の会話が耳に入る。
「卓球部です。」
「俺の友達も卓球部でな
走るの大変らしいやんか」
「あ、はい。でも私
卓球大好きなんです。」
「それはええことやな
じゃあ卓球と一緒に
勉強も頑張ってこうか」
みゆちゃんという
女の子が微笑むのが
なんとなく分かった。