
パプリカより甘いカレ。
第1章 気付いたの。
「まあ、いいわ。ねえ、放課後部活見学行かない?」
「いいけど」
「長谷部先生は書道部の顧問らしいよ」
「ど、どうでもいいし!」
…気になる。
だが、美憂と一緒に行ったらうるさいから、後で一人で行こう。
「ついてってあげるからさ!」
「だからいいって!」
*放課後*
「あ、ここ書道部だ」
結局美憂と来てしまった。
「ここの学校の書道部は人気ないみたいだけど?」
ええ?!まさか。
いっぱいにいるに決まってるじゃん。
ガラガラ。
私たちは書道部(教室の向かえ)のドアを開けた。
