
2つのグラス
第4章 赤いグラス
ガラガラ…
戸を開け体を洗うと
奈央は浴槽に浸かり
くつろぐ真司の前に
体操座りになった。
焼けたねー
野球はどうだった?
ん?あーそういえば今日安田が…
なんてたわいの無い
会話を2人で楽しんだ。
…そろそろ出るか?
真司は奈央に尋ねる。
そうだねーと言うと
立ち上がり真司より先に
お風呂場から出た。
バスタオルで
頭を覆うようにして
ゴシゴシ拭いた。
その時…
奈央は後ろから
タオルと一緒に抱き
しめられ動けなくなった
真司ーやだ放してよー
えっ?こういうの
好きだろ?
見えないから何される
か分からないね!
というと無防備な胸を
撫でられた
焦らすように焦らすように…ゆっくりゆっくり…
時に早くかすめる
ように…素早く素早く…
んーっ!もぉ…あっ!
見えないので奈央の
感度もいつも以上に良い
嫌っ…真司…んっ…
「嫌?じゃあ止めるね」
と手を放した。
