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好きって言って?

第2章 好きって言えなくて。

-聡哉-

俺が授業をサボろうと廊下を歩いていると
あの有名な結衣先輩が泣いていた。

俺ははっきり言って結衣先輩が好きだ。

でも、結衣先輩には手が届かない。
から諦めていた。
けど、これはチャンスだ。
俺は話しかけた。
憧れの結衣先輩に

結衣先輩は本当に悲しそうで
辛そうだった。

・・・
少し会話したら無言になった。すると
結衣先輩が話した。
『授業始るよ?』
『俺サボりです!!』
『そっか。なんの授業?』
『英語っす。』
『・・・』
結衣先輩は無言になった。
俺悪いことしたのかな?


すると結衣先輩が重い口を開いた
『英語、みんな嫌いなんだね』
『皆って?』
俺は聞いてはいけない気がしたが聞いた。

『色々と・・・ね。』
『好きな人?』
『え?』

結衣先輩は図星って顔をした。
俺はショックを受けた。
が、なんとか結衣先輩に元気になってもらいたかった。
だから聞いた。
『結衣先輩の好きな人ってどんな人?』

『。。。素直な人。だけど、嘘付く人。』

『そうなんだ。嘘って嘘をついてんのかもしれませんよ?
素直なひとなら』

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