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お前は俺だけを見て…

第2章 危険な香り

蓮華:「この部屋?」

春:「うん。」

私たちは、2人が寝てる1階のリビングから、2階にあがり一番奥の部屋にたどりついた。


蓮華:「ん~、疲れた~。
  今日はいっぱい騒いじゃったね♪」

春:「そうだな。」

私はそのまま部屋にあった大きなダブルベットに倒れ込んだ。

蓮華:「あー眠い。そろそろ寝ようかな。春は?」

春:「俺も琉巳達の所に戻って寝るよ。」

蓮華:「うん。じゃあ、おやすみ。」

春:「おやすみ。」

春:「……」


おやすみと言ったのに春はリビングに戻ろうとしない。何か様子が…


春:「なぁ…、今日は俺の誕生日だから俺のお願い聞いてくれるか?」

蓮華:「いいよ♪何?」


春:「俺お前が好きだ。俺のものになってほしい。」


春が私を好き…?


蓮華:「どうしたの?いきな…んっ…」

春はいきなりキスをしてきた。春はまったくやめようとしない。


蓮華:「んっ…あっ…し…ゅん…」

春:「蓮華、おまえが好きなんだ。」


まっすぐ見つめてくるその瞳に私は何もできなかった。

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