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君が欲しい

第13章 新しい音

ステージは魅力的だった。


みんな音も腕もプロ並みじゃないかと思うほどグレードが高い。


客もかなり付いている。


僕は楽屋に顔を出してみようかと思った。


「莉緒に会ってみようかと思う。」


「うん。」


君も賛成の顔だ。


「一緒に行こう。」


「私も?」


ちょっと躊躇していた。


「佐伯さん一人でここには置けないよ。」


「…あ、うん。」


周りを見渡して、納得した。


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