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君が欲しい

第13章 新しい音

店員に訳を話したら、すぐに楽屋に通してくれた。


「待ってたよー。やっと来てくれたんだ。」


莉緒に抱きつかれて歓迎された。


君はドアの傍で立っていた。


「で、どうだった?私達の音。」


「俺、ジャズしかやんないから、ちょっと新鮮でした。」


「でしょう。君が入ればもっと新しい音になる。」


「どんな感じに入れるんですか?」


「私達の曲を君がアレンジして、ピアノを入れて欲しいの。」


ふーん、なるほど。
ちょっとその気になってきた所に、あの機械を操るDJが、話に割り込んできた。


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