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君が欲しい

第13章 新しい音

「ね、ピアノあるから、軽くセッションしてみよ。」


「さっきステージでやったやつ。軽くアレンジして弾いてよ。」


莉緒からスコアを渡された。


スコアに目を通す。


そんなに難しいアレンジじゃなければ出来そうだ。


馬鹿にされて悔しかったからやってやろうかと思った。


「OK、やりましょう。」


君はドアの傍で声には出さず

『ガンバって』


と口を動かしていた。


かなりやる気になった。


よし、一発決めてやる。


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