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君が欲しい

第16章 残酷

それから何日か後、静かになった僕の生活に気づいたのか、

「最近、お前の追っかけ静かじゃん」


と教室で小川が言った。


「ウザかったから、ちょっと脅した」


僕は正直に答えた。

「うわっ南、怖え~」


僕は黙っていた。


確かに最低なやり方だ。


でも僕はもう限界だった。


酷くても、最低でも彼女から離れたかった。


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