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第12章 『知らなくてもよかったこと』を知る日

「昨夜のゲームのことを包み隠さず話し合おう」


小石川がそう提案するとほのかも竜崎も沈痛な表情を見せた。



明け方になり竜崎より無事を知らせるたった一行のメールが入り、ひとまず小石川もほのかも安心した。


しかしその全部ひらがなで書かれたメールを読み、二人とも竜崎が味わったであろう地獄の体験を計り知った。




「おれはぶじだ」




このようなメールを見てはとても本当に無事であったようには思えなかったからだ。

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