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第12章 『知らなくてもよかったこと』を知る日

とはいえ、ほのかも竜崎も昨夜の出来事を話す気分にはなかなかなれなかった。


「まずは俺から話す----」



小石川は『嘘つきゲーム』の概要とルール、どのような環境だったかを説明する。



小石川の説明に無感動な表情で二人が耳を傾ける。


小石川の説明が終わるとほのかと竜崎は黙り込んだ。



次はどっちが説明しなくてはいけないのかと様子を伺う沈黙であった。



しかし竜崎の尋常ではない様子を見て、ほのかが自分から説明することを決めた。



ほのかは自分が行った『ブラックジャック』の説明を途切れ途切れに始める。


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