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第1章 Entry

「うわぁ! スゲェ馬鹿っぽい話だね、それ。
今どき素人の携帯小説でも使わないくらい陳腐な展開! 強制参加のサバイバルゲーム!
ないなー、それ」



あくまでからかうのは小石川篤弘(こいしかわあつひろ)だ。


県内最高レベルの高校に主席で合格出来るといわれた学力を持ちながら、何の変哲もない私立の普通科の中程度のレベルの今の高校に通っている。

その為、学力は校内では圧倒的差で常にトップであった。

知性を湛えた瞳や細く鋭い眼鏡、日に焼けてない白い肌など、いかにも秀才らしい外見をしていた。

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