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GAME

第5章 第二のゲーム

陣取りゲームとはどんなゲームなのかわからないが、ペナルティー者にスレイブ・ゲーム側が指定してきたゲームなのだから、恐らくはろくなもんじゃないだろうと推測はつく。


「戦うやつならいいなぁ。俺、篤弘と違い頭脳戦とか苦手だからなぁ」

竜崎は無理に笑顔を作りながら、わざと明るい口調で喋る。


三人とも敢えてレベルだとか賞金額については触れない。

レベル15、賞金三百万円。

まともなゲームのわけがなかった。

ルールを確認すると


持ち込み可能品 なし

服装 現地にて支給

制限時間 二時間

とだけ書かれており、肝心なゲームの内容はなにも書かれていない。



小石川とほのかも自分でゲームを選択しなくてはいけない。

ほのかはため息をつきながら携帯ディスプレイに書かれた参加可能ゲームを眺める。

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