これはアリかな?
第12章 掃除で
―――キーンコーンカーン...
放課後になった。
電話の主のいる所に行かないと!誰かをつきとめてやる!!
私は、掃除をサボって屋上へ向かおうと、した。
「まって由紀ちゃん、どこ行くの?掃除しないと。」
...朝垣に止められた。
「用事があるんだけど...。」
「早く行かないと行けない用事?」
「.....。」
「無言って事は、別に急がなくても良いって訳だね、さぁ、掃除しよ!」
何にも言えなかった。
諦めて掃除をした。
――――やっと掃除が終わった。
掃除をやるのに、20分かかっちまったよ。
朝垣め、電話の主を待たせてしまうじゃないか、
そう心のなかで文句を言いながら、屋上へ行く。
...はぁ、はぁ
階段がキツイ。
でも待たせるわけにゃあ、いかせん。
やっと着いたよ。
私はドアをゆっくり開けて行く。