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これはアリかな?

第13章 屋上

ドアを開けたら、そこは屋上。

屋上には、誰もいなかった。あるのは、屋上の隅に置いてある花壇だけ。
電話をかけてきた主が待っているのかと思ったのだが、いなかったのだ。


...まてよ、電話の主は『放課後』としかいってなかったな、細かい時間は言ってなかったのだから、少し待ってれば来るだろう。



――――私は2時間待った。
授業が終わったのが3時。
帰りの学活を10分やり、掃除を20分やって 4時。
それに2時間プラスすると、6時になる。

だから今は6時。

4月は、春なので、冬よりではないけど寒い。

やっぱしイタズラだったのかな~...?


....諦めて家に帰ることにした。




階段をおりて、玄関に行き、靴を履きかえ、学校の校門を通る時に、誰かとすれ違った気がした。その人は、走っていた。

すれ違った時、イイにおいがした。

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