これはアリかな?
第17章 失敗
「...誰?」
見知らぬ男の人がいた。
「俺だよ!オレ!おれだってば」
「...オレオレ詐欺なら電話でお願いします。」
何も考えずにいっちゃった..
「オレオレ詐欺じゃないよ!」
あれ?聞いた事があるような声...
「海人だよ!カ・イ・ト!」
「かい..と君?」
「そうそう!」
想像と全く違う顔立ちをしていた。
想像の海人はチャラいってかんじだったが、実際の海人はメガネ男子でいかにも頭が良いってかんじだった。
メール内容で見るともうちょっとチャラいってかんじだった。
あっでも電話の時の声はそれっぽかった...
「てか、なんで私の家知ってんの!?」
「由紀の学校の人に聞いたんだ(^∀^)ノ」
...なんで皆友達じゃないのに私の個人情報知ってんのかな?
下を向く私。
パジャマ姿だった。
「あっ、この格好...」
「ん?どかした?」
「いや!なんでもない!ちょっと家の中入って待ってて!」
「うん、良いよ。」
着替えなきゃ!
ちゃんとした私服に!
海人を家の中にいれ、玄関に置き去りにし、私は走って自分の部屋にいった。