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桜龍鬼

第1章 記憶



5分前あたしは道がわからなくなり適当に行くと変な路地裏についてしまった


やばいと焦り走り回るともっと迷子になっちゃって現にいたります


にしても暗いなここ

あたしこうゆう暗い所苦手なんだよね



“昔”からのトラウマで




どうしよう、




頭がズキズキ痛んで“あの日”の記憶が頭に流れていく



嫌だ、やめてよ


思い出したくない





「お母っさ…ん、お…父さんハァハッ」



呼吸がうまく出来ないよ




あれを、そうだあれだ




急いで通学鞄を開けていつも持ち歩いている物を抱き締める





大丈夫あたしは大丈夫




大丈夫じゃなきゃいけない





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