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桜龍鬼

第1章 記憶




「ハァハッ…」





ゆっくり呼吸をしていく




落ち着いてきた





「早くここから…出ないと」




来た道を戻る




生き方わかんないよ




どうしよう…どっかに聞ける人いないかな


数分そこらをウロウロしてると同じ高校らしき人がいた


あの人に聞いてみよう




「あのすみません月凛高校ってどこですか?よろしければ道教えて下さい」





「月凛高校…君生徒なの?俺もなんだ」


ニカッっと笑った男の子

整った顔がクシャッとなった



「一緒に行く?」






「あっはい」




親切な人、いかにも好青年だ




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