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「…なぁ、meanに沙羅ちゃんも連れてくのか？」


mean…？たぶんこれから行こうとしてる場所なんだ。てか私が行く理由がないし、絶対迷惑だ!


そう思うと直ぐにでも車から降ろしてもらおうと思い、


「あ、あのっ!私、車から『お前も来い。刹那、meanでいい』」


…え？


言葉にしたけれど、私の申し出は流ヶ崎來の一言と、その強い視線で阻止された。


「沙羅ちゃん勘違いしないでね？俺は沙羅ちゃんが来るのが嫌とかじゃなくて、これから行く先に問題があるから心配で。…厄介な奴らが多いから、沙羅ちゃんの身が危険かも」


最後の方よく分からなかったけど、相良さんが気を遣ってくれて、尚、心配してくれたんだと言うことは分かる。優しい人…年上かな？


「それにmeanに行く行かないにしろ、沙羅ちゃんの身の安全の確保が大事になってくるから俺等に同伴は絶対なんだよね」


色気ただ漏れの相良さんが、艶やかな笑みを浮かべ私に言った。


私の身の安全？何がどうなってる訳？やっぱりさっきの男達と彼等は何かしら関係があるのかな…


癖である深く考え込む事を無意識の内にやってしまっていると、


「おい、今は何も考えなくていい。本当はお前…いや、着いたらある程度の事は説明する」


そう言うと、流ヶ崎來は長い脚を組み直し、また直ぐに外へと視線を向けた―ー