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逢いたくて、素直になれなくて

第2章  衝撃的な出逢い

私を車に押し込み、続くように流ヶ崎來も乗り込んできた。


「随分可愛い連れだな~、來」


「…うるせぇ、早く出せ」


「お~こわっ、はいはい」


運転席の彼は流ヶ崎來に睨まれ、渋々車を発進させた。


「なぁ、かわいこちゃんの名前はなんつーの?ちなみに俺は相良刹那〈さがらせつな〉よろしく」


「わっ、私は高堂沙羅です!よろしくお願いします!」


赤信号で止まった際に振り返り、自己紹介をしてくれた相良さん。


慌てていたから今気がついたんだけど、この人もめちゃくちゃイケメンだ…!


綺麗にセットされた暗めのブラウンの髪。ぱっちり二重の黒目がちな目。印象的なのは両耳にしている小さめの翡翠のピアス―ー


とてもバランスの取れた顔立ちと、彼から発せられる独特のフェロモン、いや色気は刺激が強い…。


今日だけで2人も超絶イケメンを見れちゃうなんてこれから先の運、全部使っちゃったのかな…






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