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監禁。

第1章 産まれた





「真夢。あの針が3のとこ来たら。お母さん帰ってくるから。バァバと一緒に待ってような」


「あいっ!」


おばあちゃんが言った後私は大きな声で返事をした…



…5分後



「お母さんがいない」



私が大声で泣き出した。



「お母さん」
「いない」


おばあちゃんはビックリした。平屋の家に私の泣き声が響く。

おばあちゃんが必死になってだっこしたりお菓子持ってきたり。
いろんな手を尽くしたけど、玄関の前から一向に動かない。



おばあちゃんは最後には
「もー、好きに泣かして言わせときましょうかな。なー、真夢ちゃん。」っと泣きわめく私を玄関に置いたままおばあちゃんは台所でドーナツを作った。



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