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オレンジ

第4章 固い壁

だからかな
彼があの日、捨て猫を拾う姿を見て
私もあんな風に優しくされたいって思った。

「律……律、助けてっ」

小さく呟き。

涙が溢れた……

子供のように、泣きじゃくった。




















届かない声が届くように……



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