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アリスは処女

第4章 優しさ



「あ、姫!
戻りが遅いので心配しましたよ!」

「なんかありましたか?」


メイとユリが
戻ってきた私に駆け寄ってきた。


「大丈夫ですよ。
少しお話をしていただけです」

「そうですか…!
なら良かったです!」

「今、クリッジ様がいないから言いますけど、クリッジ様『もしやルイ王子と…』とか言って慌ててたんですよ!」

「クリッジ…が…」

「はい!私、あんなに慌てた
クリッジ様を見たのは初めてです…!」


メイとユリははしゃいだ様子で
私にそう話した。

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