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「単刀直入に言うけど、岳と別れて欲しいの。」




―――ドクン…。



別れる……？


どうして…？



「でも………」


「あたしはどうしても岳が欲しいの。岳を手に入れるためならなんだってするわ。」




ニッコリと微笑むマリナさん。



陽菜は何も言えず、その場に立ち尽くす。




岳が欲しいって…



そんなの嫌だよ。





陽菜だって岳が好きなのに…



岳がいないとだめなのに…




「陽菜ちゃんさ、岳が本気で陽菜ちゃんを好きだと思う？」


「どういうことですか…？」


「陽菜ちゃんのこと調べさせてもらったわ。お母さん、風俗で働いてるんですってね？」




……!!



ビクッと跳ねる心臓。



どうしてそれを…？




「それで陽菜ちゃんは毎晩お母さんのお客さんに犯される……フフッ、怖いわ～」


「やめてください…!!」




それでも話しつづけるマリナさん。