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不器用な恋

第3章 卒業

あと一週間たったら 卒業だ…

そんな帰り道 私は実花と歩いていた

実花の委員会の仕事を手伝っていたら思ったより時間がかかり凛と渚には帰ってもらった

「ねぇ 実花 帰りに公園寄ってかない?」

「いいよっ 」

公園は 小学校の帰り道にある

「あっ!! 実花 ブランコ乗ろう♪ 私これ好き!!」

「私も!!」なんて 二人ではしゃいでいた

学校の帰り道にあるけど もうほとんどの生徒は 家で遊んでいる時間だった

だから公園には私たちしかいない
二人だけというのがよけい楽しかった

そのとき公園の入り口から 自転車の止まる音が聞こえてきた

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