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ブロッサム

第2章 いいなずけ

私は慧ちゃんを
裏庭に呼び出した。

慧ちゃんの家は

私の家の近くにあって

同じ業界……
 
というか、私と同じように
 
古風なお金持ちなのだ。

幼なじみで、同級生。

親通しも仲がいいため、
慧ちゃんは私のいいなずけとなった。

まぁ、私も慧ちゃんは大好きだったから
そんなに嫌な気はしなかった。


それは、慧ちゃんも同じだと思う。

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