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ブロッサム

第2章 いいなずけ

「なんで言ってくれなかったの?!

同じ学校だって」


「いや……サプライズ?」


「いらんわ!そんなサプライズ!」


「はは……」


苦笑する、慧ちゃん。


「………寂しかった?」

慧ちゃんが、私に聞いてくる。

「何が?」


「亜友が、ムこうに行ってる3年間。

俺に会えなくて」


「ば、馬鹿!」


「寂しくなかったの?」

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