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ブロッサム

第2章 いいなずけ

「っ……、慧ちゃん!」


私は慧斗をやっとの思いで突き放した。


「あ、もう、ギブアップ?」


慧斗は、ニコニコして私を見る。


「今日は、もう終わり!」


「ちぇっ」


そう言うと、慧斗は私の前に着て、
耳元でつぶやいた。


「じゃあね♪」


チュっ…

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