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ブロッサム

第1章 家柄

「智穂、行こ、遅刻する!ね?!」 

私は必死に話を変える。


これ以上、説教なんて聞きたくない。

「智穂と同じクラスがいいな~」


私達は走って学校へ向かう。


学校まではバスで15分、

そのあと歩いて5分のところにある。

だから、走ればなんとか
一分前に着くことができるのだ。

「桜と同じクラスは、ないと思うけどな」


「どうして?」

 
「知り合い、だから」

 

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