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キミと一緒に…

第1章 中学生!!




「へぇ。」


なぜか拓ちゃんの説明だとすぐに理解できた。そして私はこの時佐野選手みたいなリベロになりたいって心から思ったんだ…。


「で、こっからが本題。」


「へ?」


あ、そっか。報告したいことがあるって言ってたっけ。


「俺…部活バレーボール部に入ろうと思うんだ。」


「バレーボール部に?」


「あぁ。見てのとーり俺自分でもびっくりするくらいバレーにハマってるし。それに、うちの学校公立の中では特に強いらしいんだ。だからそのなかでバレーボールをやってみたい。」


「そっか…。まぁ別に止める権利なんて私にはないしね。頑張ってね。」


「そのことだけど。亜美、もし今日バレーボールについて知って少しでもやってみたいって思うならバレーボール部入ってみないか?男子も女子もあるらしいし。」


確かに少しはやってみたいとは思った。佐野選手みたいにあれだけボールをとってみたいとは思ったけど…わたしには無理な気がするから。せめてうちの学校がそんなに強くなかったらはいってたかもね。まぁ、まだわかんないや。


「かんがえとく。」


「わかった。」

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