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鬼殺村

第2章 鬼殺村

早朝の旅館は人気がなく、静まり返っていた。


龍次;「探すって言っても、どこを探すんだ?」


拓巳;「あぁ…どうしよう」


探すあてもなく出てきた二人は部屋の前で、立ち止まっていた。


龍次;「とりあえず、旅館の人に聞いてみよう」


拓巳;「あっ、あそこに女将さんがいるぞ」


龍次;「すいません、僕達の連れを見ませんでしたか?」


拓巳;「えっと、髪はショートで身長は165cmの女の子です」

女将さん「いえ、見ていませんが…」


女将さん「まさか…」


何かを言いかけた女将さんだったが、口の中にそれを押しこんだ。
龍次達もその行動が気になったがあえて聞かなかった。


龍次;「そうですか、分かりました」


拓巳;「ありがとうございました」


女将さんにお礼を言ってその場を後にした。

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