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鬼殺村

第6章 村の廃校

龍次;「ハァ…ハァ…」


静まり返った部屋に二人の息づかいが響き渡る。


拓巳;「龍次、大丈夫か?」


龍次;「あぁ…大丈夫だ」


二人はお互いの事を心配しあいながら走っている。


拓巳;「!?…あそこ…」


急に止まりある部屋を指差した。
その指の指す位置に目を向けると…


龍次;「なんだよ…あれ…」


そこには、血だらけの凪がいた。


拓巳;「凪!!大丈夫か」

駆け寄る拓巳の後を追いかける龍次。


凪;「ンウゥ―ンウゥ―」


口にガムテープ貼られた凪が何かを伝えようとしていた。


拓巳;「待ってろ、今とってやる。」


龍次;「早くしろ、奴が今どこにいるかわからない今急がなければ…」

凪のテープを取った途端に凪が叫ぶ。


凪;「後ろー!!」

そのとたん後ろから、オノを持った男がオノを振りかぶっていた。


拓巳;「うぅぉぉお!!」


男に体当たりをする拓巳…

男は拓巳の攻撃に倒れこんだ。


しかし、男のオノは拓巳の肩をかすめた。

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